デジタルとアナログの狭間で

文具、デジタルガジェット、お料理、そしてバロック音楽について浅く広く徒然なるままに書きます

中国万年筆1

思い起こせば私は小学生の頃から万年筆に興味がありました。


ちょっとあらましを書かせて頂きますと、小学生の教科書に頻出する「ごんぎつね」や「てぶくろを買いに」は新見南吉作作品です。

私はすっかりその2作品に魅了されて新見南吉作品を一冊ずつ丹念に読んでいました。

「なぜ丹念に」かというと、、当時本がなかったんです!

売れてる作家じゃないので書店にもなかなかないですし、もちろん小学生にそんなに本を買うだけのお金もない。

昔はどんな本が出版されているのか見つけるのも手間でしたからね。
だから図書館で調べてもらって借りようとするのですが無いので探した本を一冊ずつ他の図書館から取り寄せてもらっていたわけです。


そんな新見南吉の

 

「張紅倫(ちょうこうりん)」

 

というお話で終盤に、ほんのちょっと万年筆が登場します。

奉天戦争の時に大隊の少佐で、後にとある会社の上役になった青木という方が、会社にやってきた中国人の訪問販売の中華万年筆を買うシーンがあります。

 

万年筆の登場シーンはたったそれだけです。

 

たとえ、たったの これだけの記述でも興味をそそられ、おぼろげながら万年筆にあこがれを抱いたのを覚えています。

 子供の感受性に訴えかける何かがあったのかもしれません。

子供心にMonblanc の Meisterstueck のような黒の万年筆を思い浮かべたのは今でも鮮烈に覚えています。

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※Meisterstueckは持っておらず写真はSAILOR の Profit Standard ですみません(汗 

 バランス型っていうのかな?両端が丸くて黒いのこれしかもってなんです。

 

今万年筆を手にして使っているのも、そもそものきっかけは新見南吉かもしれませんね。

感慨深いです。

 

・・・・中国万年筆2に続く