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デジタルとアナログの狭間で

文具、デジタルガジェット、お料理、そしてバロック音楽について浅く広く徒然なるままに書きます

万年筆を斬る! ~その10~

万年筆を語る際、主に売り手側の謳い文句に

「トータルコストが安い」

というご意見があります。


私は「とんでもない!!」
万年筆使う方が確実に高くつく!と

声を大にして言いたい!


万年筆安い派の意見というか「営業トーク」は大抵こうです。

 

万年筆は高価なので紛失しにくい、またずっと同じものを使える。
対して安いボールペンなどはすぐに無くしていまう。

こういう論理が多いのではないでしょうか?

 


私も今まで数知れない本数のボールペンを紛失し続けてきました。
いえ紛失よりも、インクの1/3くらい書いたところでボールの回転が悪くなって書けなくなって捨てる例の方が多いかもしません。
思い起こしてみるとボールペンを一本全部使い切ったケースはまだ10本以下ではないでしょうか?

数えたことないので本当のところはどうだかわかりませんが、上のような印象です。

 

仮に今まで紛失、消費合わせて200本を消費したと仮定したとしても、自分で購入したボールペンなんて20~30本程度ですよ。

空港なんぞ歩いていたら、兵隊ロゴの会社の人やら、どこぞやの高級ホテルのルームシェアを売り込む人やらがホイホイ渡してきますので、一日に2本、3本すぐにたまります。

また、ダイソーで100円出せば5本か10本買えますし、普通に買うなら200円しないでしょう。
200円で200本としても40000円。

 

この40000円に対して、ネット価格でだいたい PELIKAN の M800 が1本買えますが…

ここでも声を大にして言いたい!

 

皆さん! インクも必要なんですよ!

 

インクは普通の人は一瓶を使い切るケースはまれだと思います。
単純に3年経過したらドライアップしてしまうでしょうから3年に1本買い足すようなペースになりますから、
上の計算で仮計算した場合、私の場合は約20年で7本、1本1000円としたら 7000円 使うことになります。

 

こんな風に考えていたら、安い万年筆ならともかく、少し高い万年筆を使うならば一生経費回収できません。

Monblank 149 なんて束になっても回収できませんよね!


とは言え、私も盗難(ひったくり)による万年筆の紛失以外は万年筆は紛失したことありません。
やはり、高価なものなので確実に

 

「大切に使おう」

 

という深層意識は働いていると思います。

 


長く使っていると愛着が持てます。
長期間持てるよう、万年筆は比較的丈夫に作ってありますし、修理・分解できる構造になっています。
愛着が出てくるので尚のこと大切に失くさないよう慎重に取り扱うようになります。

 

正しい持ち方か否かは問わず、傍から見たら、万年筆を使うと筆記スタイルも丁寧で優雅になります。
たとえ万年筆で「書き殴る」人はいても、乱暴に万年筆を扱う人はいません。
「書き殴る」行動すら過分に自制の効いた、優雅な、格好よ良い行動になります。


ということで、私の万年筆を使うことのお勧めは。

・筆圧低く書けるので腱鞘炎になりにくく楽に大量に書ける
・筆記スタイルが優雅
・物を大切に扱う心を育てられる
・一応「エコ」である
・筆記具なのに工芸を楽しめる

こんなところでしょうか?


まだ、お持ちではない方、

一本どうでしょう!?