読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

デジタルとアナログの狭間で

文具、デジタルガジェット、お料理、そしてバロック音楽について浅く広く徒然なるままに書きます

嫌な予感

先日に続いて失敗談。

人間のインスピレーションの鋭さです、ご参考ください。

 

 

f:id:artaxerxes:20161001083600j:plain 

 

先日出張の時に少し時間を作って一度行ってみたかった万年筆ショップに行きました。

 

どこもそうなのですが万年筆ショップは素敵な陳列をされています。

品ぞろえは正直どこでも大差ありませんがそんな素敵な陳列棚に美しい軸の万年筆を堪能していましたところ店主が声をかけてくださり万年筆の話になりました。

 

話はビンテージの話に及びますが私はビンテージ品には余り興味がない。

 

ただ夏目漱石が愛したブランドということで、少しでも近づきたい、夏目漱石の気持を知りたい、ということ予てからの小さな夢だったデ・ラ・リュー社のONOTOだけは一本持っています。

これまた夏目漱石はセピア色を吸わせていた、と何かの書物で読んだのでセピアに似ている、モンブランの 「バーガンディーレッド」を入れています。

(他に、万年筆にやさしいという特徴もこのインクを選んだ大きな理由ですが)

 

まぁそんなビンテージの話で、

「ただ過去2回調整してもらったんですがペン先の段差がとれないんですよね~」

という話をしたところ、調整してあげる、とのこと。

 

 

正直なところ、ペン先に段差はあるもののペン先が柔らかいので筆記上全く問題にはなりませんので、その段差がある状態で気に入っていました。

 

でも、

 

不揃いよりも揃っている方が精神衛生上良い!

 

というそんな下らない理由から心動かされてしまいました。

 

ただ、、、

「調整してあげる」

と申し出を頂いたときに実は少し

 

いやな予感がしたのです。

 

虫の知らせとはこのことなのか?

とにかく、一般人はどうか知らないが私には気に入った書き味だったから変わるのが怖かったのか?

いえ、その時は突然の申し出でそこまで気はまわってなかったと思いますが、条件反射的にそう感じたのかもしれません。

 

 

でも、「段差を揃えたい」

というスケベ心から調整をお願いしてしまいました。

 

 

結果は一旦は段差が揃ってよくなりましたが、アルファベットを書くときには書き出しでインクスキップするようになってしまいました。

 

アルファベットを書くとき筆記速度があがり、少し内捻り癖があるのでそれが原因なのですが、今までは「段差」がそれを吸収してくれていたのかもしれません。

もしくは段差があっても、ひねっても追随してくれていたペン先が

「耳をそろえて揃う」、、、いや違う

「両方揃う」

うことに集中してしまって他を受け付けてくれないという感じ・・・。

 

 

自分の書き方の癖で決して良いものではないので、これは自分への戒めと思うことにして正しい書き方に矯正したいと思います。

 

しかし、ツルツル滑るような書き味になってしまいました。

普通の人であれば、「うっとり」の書き味化もしれませんが、私がこのONOTOに求めているのはそんなものではありません。

書き味が大きく変わってしまって=現代化?されて、まるで別の万年筆になってしまいました。

 

調整していただいたおかげで一般的に見て良い万年筆になったと思います。

 

でも、、、、、

 

 

 

調整前の万年筆が良かった・・・

 

 

後悔先に立たず・・・です。

 

 

 

 

なんだか Custom Urushi からいいことないなぁ・・