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デジタルとアナログの狭間で

文具、デジタルガジェット、お料理、そしてバロック音楽について浅く広く徒然なるままに書きます

万年筆を斬る! ~その16~

国産万年筆は海外万年筆より細い、と言われます。


確かに、国産万年筆のM が舶来万年筆のF くらいの太さですよね。
でも、本当に「細い」と言えるのでしょうか?

 


私はドイツにいる間はずっと Pelikano の Mを使っていました。
(現在はAという線種しか見かけませんが、昔はMと刻印が入っていました)

 

帰国してから Waterman の Perspective Fと、PILOT Grance Fを購入したのですが、正直PILOTのペン先は細すぎて私には使いにくく感じて何度もドライアップさせてしまっていました。

そんな私が帰国後に感じていたことを同様に感じている欧米人は多いのではないでしょうか?

 

ただし、フレキシブルなペン先の場合は、細い線から太い線までコントラストが大きくなるのでカッパープレートの如く書けるといことで、好んで選ぶ欧米の方も一定数いらっしゃるかもしれません。


日本や中国には「漢字」という細かい部品が集まった文字を書きますので F やら EF が良しとされていますが、他の多くの国ではさほど歓迎されていないように感じます。

日本同様に中国で良く売れる線種はEFという話をどこかのメーカーの方より聞いた記憶があります。
中国には「ひらがな」「カタカナ」が無い分、日本よりももっと線の細さはシビアになりますしね、細字への要求は中国の方が高いのでしょう。

 

なので単品での細いや太いを論議しても始まらず、万年筆で書く対象に対してどうなのか? 論議すべきで、単純に単品での細さだけ論議することはナンセンスだと思います。

 


なんでこんな記事を書きたくなったかと言うと、


国産のような細い線種の万年筆が海外に無いから国産万年筆の方が優秀だ!
国産万年筆万歳!

 


という書き込みを見つけて腹が立ったから。

 

だからどこかに書き残したかった。

ただそれだけです。