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デジタルとアナログの狭間で

文具、デジタルガジェット、お料理、そしてバロック音楽について浅く広く徒然なるままに書きます

ヤマトの行く末

久しく日本に帰国してやっと時間ができたので何か書こうと思いましたが最近はなんだか色々ありますね。
お堅い話題ですがヤマト問題で感じることがあるのでヤマトの事でも書いてみようと思います。

現在ヤマトの残業問題・値上げ問題などがマスコミで大々的に「宣伝!」されています。
報道ではなくて、これはあくまで宣伝にみえますね!

さて、Amazonが一方的に悪者にされておりますが、Amazonの対応も相当に素早い物で早々にプレスがあったすぐ後日、「当日お急ぎ便」を大幅に減らしたり、混載にしたりで即時対応ですね。

IT業者らしく素早く、更にこのような事態はあらかじめ予想していたのでしょうね。

ヤマト運輸は値上げを表明しており、世論もそれに乗じており賛同の意見がありますが、値上げした折りに果たしてヤマトが選ばれるのか?
いくら世論にヤマト擁護派が多くても、私は否だと思います。
口先ではどうこう言っても結局は一番大切なのは自分のお財布ですからね。 企業は利益第一

更に、悪玉にされている Amazonにとってはヤマト運輸だけが唯一の配送方法ではありません。
東京都内では少なくとも、ヤマト、ゆうパック、SBS即配があり、品目によってはまだ佐川も残されています。

その他、宅配大手にのし上がりたい中小の宅配便業者も今こそが「最大のビジネスチャンス」です!
私が宅配業を経営しているなら、絶対にAmazonに営業かけます。

ヤマトが通販大手を20%値上げするならここぞとばかりに他社が参入してくるでしょう。 Amazonも水面下では独自配送網を構築しつつありますし、この事件により一気に自社配送を加速させると思います。

宅配業者にとって Amazonのメリットは「絶対的に安定な貨物量」で、「安定的な」仕事=売上が見込めるということ。 これは企業経営にとってとんでも無い魅力です!

利益率はともかく安定的な収入が約束されている状況下なので、結果、営業所の急速な拡充や各種システム・サービスの導入ができました。
私は、このAmazon貨物を手がける真の「目的」がブレると、経営的に取り返しがつかなくなるんじゃないかな?と予想しています。
Amazonの貨物を扱うということは売上のアップだけを意図したものではない「経営戦略」であるはずなので、この目的がブレてはなりません。

平成28年は残業代で利益が吹っ飛びますし、来年度も、たとえ値上げしても値上げすれば状況的に減益・・・というか利益たたき出せるか疑問が残ります。

ここからが一番重要ですが、

「利益がなくなったら・・・」
⇒「株式配当がなくなる(ヤマトホールディングス)」
⇒「株主総会で経営責任を追求される」
⇒「売上増は見込めないので利益率確保へ走る」
⇒「コストカットの方策を探る」
⇒「やっぱり人件費カット」「営業所閉鎖」

さらに、今後の見通しとしては、競合の台頭は必須。
Amazonに佐川が返り咲くかもしれませんし、経営窮地に立たされている福山通運が手を上げるかも知れません。
Amazonを扱うとなると、銀行も増資してくれて、人材補充できるでしょう。 地域は限定的であっても千葉・大阪のカトーレックのような地場宅配業者も充分参入可能です。

となると、来る6月の株主総会でも、残業代支払いの為の利益パーは承認出来たとしても、今後の見通しを勘案したときのヤマトの値上げ戦略、大手通販切りにはかなりの抵抗が見られると思います。

我が社も混乱が予想されるのでリスクヘッジのため、既にヤマトの貨物量を段階的に減らして、全国ネットの佐川・福通などに移行しています。

今回の強引なヤマトのやり方はヤマトが自分の首を絞めるだけだと確信に近い予想をします。

私はAmazon常用者ですが、貨物が届けばどの配送会社でも構わないのが正直なところ。
意地悪な話しですが、今後の成り行きが少し楽しみなところです。