デジタルとアナログの狭間で

文具、デジタルガジェット、お料理、そしてバロック音楽について浅く広く徒然なるままに書きます

正しい書き方

少し前になりますが関西で行われる「万年筆」の行事である、y.y.Daysにお邪魔してきました。

初めての参加でしたが絶え間なくイベントをやっているし、業者さんと思われるお店も出店していたので、楽しくてほんの2時間程度で帰る予定だったのが結局最後のテーブルのお片付けのところまでお邪魔してしまいました。
いやー本当に心底楽しかったです。

さて、調整氏として業界の超有名な大先生がきておられました。

関西といえば 「ナガサワ文具センター
そこでこの大御所様の調整済み万年筆も売っていますし、関係する人が来てもおかしくないですよね。
(お住まいこちらなんでしょうかね?)

後学の為、遠目に見学させていただいておりましたが、とある女性が調整をうけておられました。
なかなか達筆な女性で、やや文字は特徴的ではありますがきちんと習字を習った方のようにお見受けしました。

しかし、大御所先生にはその持ち方が気になられたようで、指の使い方など持ち方全般をご指摘されていました。

さて、どうなんでしょうか?

少なくとも女性の達筆な文章と書き方を拝見する限りは、たとえ日本で標準としている持ち方からずれていたとしても私は

「その女性にとっての正と言っても間違いではない」と感じました。

多少の崩しが入っていますが留め、跳ね、払いすべてしっかりしていますし、手首も柔軟に動いてらっしゃる。

手の動きを阻害しない書き方として「正しい筆記具の持ち方」が存在すると認識しているのですが、この方は十分に手首も動いており、おおよそ実用で使う上での最大のサイズの文字も同じ調子でかけてます。
このようなご自分よりも字の達筆な方に指摘するのはいかがなものか?と訝し気に遠目に拝見していたのは私です。

日本は社会全般「金太郎あめ方式」にて奇跡的なスピードで高度成長を遂げた実績は私も理解しておりますが、なんでもかんでも金太郎あめが「正」ではありません。
まことに厳しい意見ですが、調整は有能かもしれませんが、教えていることには害があるように感じます。