デジタルとアナログの狭間で

文具、デジタルガジェット、お料理、そしてバロック音楽について浅く広く徒然なるままに書きます

レビューのインクフローは参考にならない

先日のインクの一件で、各種、Blog、まとめ、YouTubeなどでのレビューにて感じることがあります。

インクフローの良し悪しについてです。

様々な条件を加えると複雑怪奇になるので黒インク(黒インキ)だけで考察します。

インクフローについては先日の私の記事でご紹介しましたが、使うインクにより違いが出てくることがわかりました。
しかし、レビューする人はメーカーを問わずお好きなインクを入れてレビューしています。
パイロットのシャバシャバのインクで書くのと、Pelikan 4001 Black のようなネットリ(高粘度)なインクで書くのでは自ずと違いが出てくるのが必至です。

この点に関して、私がいつも読ませて頂いている digistill さんによると、PILOTインキは書いた線の境界線からゆっくり浸食するかのごとく滲む現象について言及されています。

digistill.hatenablog.com

PILOTの黒インキの表面張力の値を知らないのですが、他のインキから推測した傾向から見ると表面張力が低いと予想できますのでペン先が紙に触れたとたんドバドバと紙にインクが吸収されてフローがよくなったように感じると思います。

これを「インクフローが良い」と言うのであれば確かにそうですが、「ペンの特性としてインクフローが良い」のではなくて、「インクの特性としてインクフローが良い」という話の方が考え方に合致しているかと思います。

今度は黒インクを離れて同じPelikanのインク同士で考えたところ、Highlighter Yello & Green の軸は一般軸とは別で販売しているところをみると、インクの粘度は抜群に高いうえ、インクの色素の粒子の大きさなどが違うのか、一般のインクと明らかに別扱いにしおり、インクに合わせて軸を設計していそうです。
これもHighlighterインクを入れずに他のPelikanインクを入れても適正なフローにはならないででしょう。

こう言ったことから、

「インクフローの良し悪しを定義する、基準となる何か」

が欲しいところです。

他の外観などの官能要素のレビューも確かに当てにならないならないと言えばあてにならないのですが、インクフローは機能部分のレビューとなるので、もう少し踏み込んだレビューが欲しいところ。

というのが正直な意見です。